ぱのこめの生活

20代のゲイ。主に、日々の生活や趣味などについて書きます。

東京レインボープライドの感想

どうも、ぱのこめです。

今日は大学のセクマイサークルで東京レインボープライド(以下、TRP)に行ってきました!

今回はTRPの様子とその感想を書きたいと思います。

 

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(入口にあったバルーンゲート。めちゃめちゃ晴れてた。) 

 

 

◎東京レインボープライドとは

東京レインボープライドとは、セクシュアルマイノリティが差別や偏見無く暮らせる社会を目指すイベントのことです。

毎年ゴールデンウィークの土日に「プライドフェスティバル」と呼ばれるお祭りが代々木公園で開催され、多くの企業や団体がブースを出展してたくさんの人が来場します。

また、レインボープライドの最終日には代々木公園~渋谷駅~表参道~代々木公園の道路を使って「パレード」が行われます。

 

今日のパレードの様子が、もうネットニュースにあがっていました。

www.jiji.com

 

パレードでは、虹色の旗を振ったり、メッセージが書いてあるプラカードを持ったり、仮装したりして、性の多様性をアピールしながら街中を練り歩きます。

先導する車からEDMなどの音楽が流れている場合もあり、みんなノリノリで歩いています。沿道の人に対して手を振ってくれたりして、見ているだけでも結構楽しいです笑

 

 

◎今日の行動

今日はまず12:30に原宿駅前のGAPに集合してから、代々木公園へ移動しました。

集合に使ったGAPのロゴも虹色に変わっていて、さすが協賛企業・・・!ってビックリしました。

 

駅前にもめちゃめちゃ人がたくさんいて、人混みは覚悟していたのですが、代々木公園に近づくにつれて人がどんどん増えていって、TRPの会場入り口は混雑がやばかったです。

会場内もたくさんの人でごった返していて、ブースの間の道も結構狭かったので歩き回るのが大変なくらいでした。

 

会場に着いてからは、なんとか飲食ブースまで移動して昼食をとった後、会場内を回ってブースの見学をしました。

ブースは色々な大企業が出していて、結構大規模なブースを出しているところもありました。AIGパナソニック資生堂のブースは結構目立っていたと思います。

あと、Twitterなどで話題になっていましたが、コンドームのフィッティングスペースを提供しているブースもありました。(その場で付けている人は、もちろんいない)

 

ブースを見終わった後は、道路の方へ移動してパレードの見学をしていました。

色々な団体が個性あふれる格好をしていたり、それぞれの思いを書いたプラカードを掲げたりしていて、見るのはとても面白かったです。

上の洋服を脱いで歩いている人もいたりして、めちゃめちゃマッチョの人の時は目のやり場に困りました。(眼福でした)

 

 

◎見学して思ったこと

最後に、今日TRPを一日見学して私が思ったことを書きたいと思います。

 

 ・今度はパレードを歩きたい

自分はお祭り男タイプなので、こういうイベントはガッツリ参加して騒いで楽しみたい派です。

今日もパレードで歩いている人たちがとても楽しそうで、自分も歩く側を体験してみたいなーと思いました。

 

一方で、パレードは主義・主張を対外にアピールする場であるということを考えると、そんなに軽々しく参加するのはどうなのか?と思ってしまう自分もいます。

まあ、ここら辺はパレードを歩く前までには自分の中で折り合いつけておきたいなって思います笑

 

 

・ブースがそんなに面白くない

自分が2年目だということ、自分が当事者でセクシュアルマイノリティに関する知識がある程度あることなども関係しているとは思いますが、企業・団体ブースがそんなに面白いとは思えませんでした。

企業は自社の商品をアピールしているだけだし、団体ブースもレインボーグッズを売っているかボディペイントをしているか、って感じです。

 

私はオーストラリアで行われている「マルディグラ」というゲイパレードへ行ったことがありますが、それは3時間くらいずっと豪華なパレードをやっているだけで終わります。

マルディグラの場合は企業ブースなどの展示などはありません。しかし、パレードの規模や見ごたえが日本のものとは比べ物にならないほど凄いので、パレードを目的に客が集まります。

 

一方、TRPではパレードがメインというよりはブース出展がメインであるような印象を受けます。(まあ、代々木公園に訪れていない人にとってはパレードがメインコンテンツのように見えるのだろうと思うけれど)

パレードを見るだけでも楽しいのですが、メインコンテンツであるブース出展の歯ごたえがもう少しないと、私個人としては物足りないと思いました。

 

あと、企業がセクマイフレンドリーをアピールするのであれば、自社内での取り組みを具体的に紹介するくらいしてほしいと思いました。

LGBT FINANCE」という金融企業が共同で行っていた出展の協賛として日系の金融企業も入っていましたが、社内で本当にフレンドリーが実施されているのか甚だ疑問です。

 

まあ、これは今後就活を控えていて、就職先として企業を見ている自分の見方からきている、本質とはズレた意見なのかもしれません・・・。

でも、もう少しブース展示のコンテンツを充実してくれた方がうれしいなって思いました。

 

 

・受容されてる感がすごい

ブース展示を批判しましたが、それを差し引いても余りあるTRPの良さがありました。

それは、代々木公園全体にセクシュアルマイノリティを受容しているような雰囲気があるということです。

そして、これほど多くの人が自分を受容してくれているんだという、ある種の安心感のようなものを、その場にいるだけでヒシヒシと感じることが出来ることです。

 

もちろん、今日来ていた人の全員がセクシュアルマイノリティを受容しているわけではないだろうし、当事者間でも様々な考え方があると思うので、一概に言うことは出来ないのかもしれませんが・・・

それでも、堂々と、周囲の目を気にせずに、自分の彼氏のこととか、自分がゲイであることとか、あのマッチョの男の人がタイプだとか、そういうことを話せる空間ってすごいなーって思います。

実際、渋谷区のブースで受付をやっていた方とお話をしているときに、私の口からすんなりと「私の彼氏が~」という発言が出てきて、しかもそれを何にも気にせず受付の人が聞き入れてくれて、ちょっと感動しました。

日々の生活でも、これくらい気軽に色々なことが話せるといいなーって思います。

 

 

以上、東京レインボープライドについての感想でした!

全体通してすごく楽しめたし、とても良い一日になったと思います。

来年以降も開催されるのかは分かりませんが、また開催されるのであれば参加したいと思います。

 

ゴールデンウィークも終わり、明日からまた学校が始まりますが、ほどほどに頑張りたいと思います。

それでは、また。