いつゲイと自覚したか
どうも、ぱのこめです。
ブログをはじめてちょうど一か月が経ちました。
私は何を始めても三日坊主になりがちなので、今回のブログもちゃんと続くか不安でしたが、なんとかなりました。
リアクションがもらえるのが嬉しかったり、他の方のブログを見るのが楽しかったりで、今後もゆるーく続けていけそうです。
そして、今後も続けられそうだなと分かったので、先日ゲイブログのLINEグループにも参加してみました!
せっかく入ったので、今回はゲイブロググループで以前お題になっていた(と思われる)「いつゲイと自覚したか」について、私の性遍歴を踏まえつつ書きたいと思います。
※性的な内容を含みます。
◎小学校時代
男性を初めて好きになったのは小学校5年生の時でした。当時好きになった子は、同じ学習塾に通っていた隣の小学校の男の子です。
自分は小学校で1番背が高かったのですが、そんな私よりもさらに背が高く、野球をやっていてエースで4番、頭もとても良いという、なかなかにハイスペックな人でした。
最初はそんな彼に憧れのような感情を抱いていたのですが、だんだん「これは恋愛感情なのかもな」と思うようになりました。
そんな彼とは結構仲が良くて、休日にもまあまあの頻度で遊びに行ったりもしていましたが、それ以上は何もなく、小学校卒業とともに疎遠になってしまいました。
また、小学校5年生くらいの同じ時期に、テレビに映った上半身裸の男性を見て性的興奮を覚えた記憶もあります。
私は当時から身体の大きい人やマッチョな人が好きで、YouTubeなどを使ってボディービルダーなどを調べていました。
ですが、当時は付き合っていた好きな女の子がいたり、知識もほとんどなかったので、自分がゲイだなんて全く思っていませんでした。
◎中学校時代
中学時代には、自分のセクシュアリティに疑問を持ち始めるキッカケが2つありました。
・オナニーのオカズ
中学1年の時に精通してから平均程度(?)にオナニーをしていましたが、いつもオカズは男性でした。
それを他の人に言ったことはなかったのですが、友人たちと何をオカズにするかの話になった時に「えっ、なんか他の人と違うぞ...」と思いました。
それが中1の冬の出来事なのですが、その時からもしかしたら他の人と自分は違うのかもなと思い始めました。
・彼女とのセックス
当時は、中1の冬から付き合っている彼女がいました。すごく気があって、一緒にいて楽しかったのを覚えています。
その彼女とは中3の卒業する時まで付き合っていたのですが、中3の夏ごろに「半年以上付き合ったカップルはセックスをする」という、噂みたいなのが中学で流行りました。
実際、周りにいた長く付き合っているカップルからはセックスをしたという話も聞いていました。
その流れに乗って(?)、私の家で遊んでいた時に流れでセックスをすることになったのです、、!!
お察しの通り、全く興奮しませんでした。挿入は一切行わず、キスとペッティングだけして、お互いそこそこで満足してその場は終わるといった感じでした。
その経験から、自分はもしかしたら女性じゃ興奮しないのかもな...と考えるようになりました。
ですが、当時は自分をゲイだとは受容できなくて、でも男性に興奮しているという事実もあって...と板挟みのような状態になっていました。
その結果、私が出した答えは「自分はバイセクシュアルだ」というものでした。
◎高校時代
高校時代のセクシュアリティに関する主な経験は2つあります。
・コミュニティセンター
私の高校の近くには「SHIP」という、セクシュアルマイノリティ向けのコミュニティセンターがありました。
高校の保健室へ行った時にSHIPの紹介ポスターが貼ってあって、最初は「そんなところに行くのは怖いな...」と思っていたのですが、同性愛のことを話せる空間が欲しいなと思い、高1の夏休みに勇気を出して行ってみました。
ドキドキしながら行ってみると、そこはマンションの一室をフリースペースのようにしてあって、特に怖いことも無く、どちらかというと拍子抜けしたような感覚になりました。
そこにたまたま来ていた人たちと色んな話をして、親に怪しまれない時間帯にふつーに家に帰りました。
少し呆気ない気もしたけれど、今振り返ってみるとあの当時あの場所に行けたのは、自分のメンタルヘルス的に意味のあったことのように思います。
・同級生に襲われた(?)
高1の冬に、当時そこそこ仲の良かった友達から、突然こんなLINEをもらいました。
「ぱのこめってゲイだよね?」
当時は心臓止まるかと思いました笑
自分は幸運なことに「オカマ」などの悪口を言われたことはなく、自分的にはうまく隠れて生活できていると思っていました。そんな中でこのLINEをもらって、マジで高校生活終わったと思いました。
しかし、よく話を聞いてみると、なんとその友達もゲイだったのです!
正直、自分と同じ仲間がいると分かってめちゃくちゃ嬉しかったです。ほんとに、救われたような気がしました。
その後、LINEや学校で色々な話をして、今まで以上に仲が良くなってきた、そんな時。彼から「冬休みに泊まりに行きたい」という話をされました。
当時はゲイの「泊まり」の意味を全く理解できていなかったので、二つ返事で受け入れました。
そして、泊まりの夜....突然キスされて、身体中を触られました。
当時は性的接触に嫌悪感があり、自分は全くそんなつもりはない(し、全くタイプではなかった)のに性的接触を強要されたので、本当に気持ち悪かったです。
その泊まりは何とか乗り切りましたが、その後、彼とは疎遠になりました。というか、自分が全く受け入れられなくて、拒絶した形になります。
高校を卒業してからは、年に一回程度会う関係まで修復できましたが、自分としては結構苦い経験になりました。一方で、ゲイの人と関わる上での自分のスタンスを確固とさせる経験として、今後も自分の中では残り続けるのかな、とも思います。
◎大学時代
高校時代は常に、自分はバイセクシュアルだと思っていました。
その一方で、「いつかはノンケとして生きていくか、ゲイとして生きていくかをはっきりさせないといけない時がくるのかな」と、漠然と考えていました。
そんな状態で大学生になった自分が、ハッキリとゲイだと確信したのは恋人が出来てからです。
私は大学1年の春からセクシュアルマイノリティサークルに参加していました。そのサークルで出会った4歳上の人のことを好きになり、5月頃から付き合い始めました。
男性の人と付き合ったのはその人が初めてで、最初は「男性と付き合うってどうなんだろう。ちゃんと続くかなー・・・」と心配していたのですが、まったくの杞憂でした笑
むしろ、ジャストフィットというか、自分の恋愛感情と性的欲求が一致している人と付き合えているなーって感じがして、それが自分にとっては「自然」の形なんだと実感することが出来ました。
そして、その恋愛経験を経て、恋愛感情と性的欲求が一致している、「ゲイ」というセクシュアリティが自分にとって一番しっくりくると思いました。
というか、自分が女性に対して「恋愛感情」だと思って抱いていたものが、「友情」と区別がつかないということに気づいてしまいました。過去の自分を思い返すと、「自分は女性と付き合える」という可能性を残すためにバイセクシュアルだと思い込みたかっただけなのかなと、今になって思います。
まあ、そんな感じで、19歳になってから自分がゲイだということをハッキリと自覚し始めました。
以上、長くなりましたが、私のセクシュアリティに関する遍歴でした。
こうやって振り返ると、色々な出来事を乗り越えてきたなってしみじみと感じました笑
あと、いろんな経験が積み重なって今の自分が創り上げられているのだなーってことも改めて実感できました。
また、様々な方の「いつゲイであると自覚したか」を読ませていただいて、人それぞれ様々なライフヒストリーがあるのだなと改めて感じました。
それは世代によっても違ったり、環境によっても違ったり・・・。とにかく、色々な人の多種多様な経験を追体験できてとても楽しかったです。
今回の記事ではゲイアプリ関連の出来事や、元カレとの云々については大幅に省略したので、また機会があれば書きたいと思います。
それでは、また。