ぱのこめの生活

20代のゲイ。主に、日々の生活や趣味などについて書きます。

富士山を登った

どうも、ぱのこめです。

先週の土日に富士山を登ってきたので、今日はその話を書こうと思います。

 

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(登る前に5合目で撮った)

 

富士登山のキッカケ

母親が突然「富士山を登りたい」と言い出したのがキッカケです。今までに登ったことが無くて死ぬまでに一度は登頂したいと思っていたらしく、それを達成するために今回登ることが決まりました。

私は前からアウトドアが好きで、富士山を登ってみたいと思っていたので一緒に行くことにしました。あと、ちょうど仕事が夏休みだった姉も一緒に登りました。

 

今回、私はバスツアーを予約して行きました。土曜日の朝7時に新宿駅を発車して、12時前に富士山5合目に到着。その後は7時間弱かけて8合目の山小屋へ行き、5時間ほど仮眠をとりました。

次の日の午前1時に起きて山頂を目指して山小屋を出発して、4:50の日の出を見た後に下山しました。5合目に帰ってきたのは日曜日の午前11時でした。

 

◎登ってみた感想

初めて富士山を登って、本心から登って良かったと思いました。そう思った理由は二つあります。

 

第一に、富士山でしか見ることの出来ない景色を楽しむことが出来たからです。4000m弱の山に初心者が登って頂上で朝日を見るなんて、普通の山だとほとんど出来るところは無いと思います。少なくとも日本では無理ですしね。

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(頂上から見た景色)

 

これは富士山がとても整備されていて、観光地化しているから出来ることなんだと思います。実際、山小屋がとても多いので、足りない食料や雨具などはその場ですぐに購入することが出来ます(非常に高いですが)。

そういう意味では、「金さえあれば割となんでも解決できる」というのは富士山の魅力の一つのような気がします。普通の山では現地調達なんて出来ないですからね。

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(山小屋の様子)

 

第二に、登ってみて初めて分かることがたくさんあり、「百聞は一見に如かず」ということわざの正しさを改めて感じることが出来たからです。正直、想像していた「富士山」、「富士登山」とは全く違うものを体感しました。

特に、以下で話す二点については想像とのギャップ(しかもマイナス方向)が大きくて、それ故に私はもう二度と富士山には登りたくないと思いました。

 

◎二度と富士山は登りたくない

「もう二度と富士山には登りたくない」と私が思った理由は二つあります。

 

第一に、山の表面に木や植物が少なく、岩肌が見えるだけで山の景色が非常につまらないからです。

地質の問題なのか大気の問題なのかは分かりませんが、植物が全然ありません。私が今までに登った山には森があって、その中を森林浴しながら歩くのがほとんどでした。

今回も同じような想像をして行ったところ、そこらじゅう砂と岩だらけで、植物はほとんど生えていませんでした。なので、ひたすら荒れ果てた大地を上に進んで行く感じで、非常に辛かったです。

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(山の表面はこんな感じ)

 

第二に、仮眠をとる山小屋の一人当たりの布団面積が狭すぎて、全く眠れなかったからです。

自分が比較的横に大きめのということもあるのかもしれませんが、常に左右の人と肩が触れている状態でした。寝返りもうてないし、やたら小屋の中が暑い&乾燥してるしで、割と劣悪な環境でした。

もしかしたら、私の泊まった小屋がハズレだっただけで、他の小屋は割と広いスペースが確保されているのかもしれません。しかし、自分は結局2時間弱しか寝ることが出来ず、身体的に次の日がなかなか厳しかったので、そんな感じならもう登りたくないなって思いました。

山小屋に泊まる登山は今までにしたことが無かったので、具体的なイメージを持っていませんでした。しかし、今回の経験で割と懲りたので、今後も日帰りで行けるところしか行かないと思います。

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(山小屋の泊まるところ)

 

以上、富士山を登った感想でした。簡単にまとめると、以下の通りです。

①今までに富士山を登ったことの無い人にとっては良い経験になるから、絶対に一度は登った方がいいと思う。

②でも、私はいくつかの理由からもう二度と富士山は登りたくない。

 

私が今回登ってみて思ったのは「富士山は見るための山であって、登るための山ではない」ということです。山を登りたいだけならもっと魅力的な山はいくつもあるし、日の出が見たいだけならもっと綺麗に見れるところはあると思います。

登山の目的も人それぞれだとは思いますが、富士山はどちらかというと修行みたいな側面が強いと思いました。あとは、支払うコストに対して得られるベネフィットが少なくて、娯楽としては非常にコスパが悪いって感じがします。

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(頂上から見た御来光)

 

でもやっぱり、一度は富士山に登って、その自分の経験から賛否を主張できた方がいいのかなって気もします。そういう意味でも、一度は登ってみて欲しいです。

興味があったらしっかり下調べして、準備した上で行ってみてください。

 

それでは、また。