ぱのこめの生活

20代のゲイ。主に、日々の生活や趣味などについて書きます。

卒論執筆を終えてブログの課題を考える

どうも、ぱのこめです。

 

ついに卒業論文の執筆が終わりました。

執筆作業は長く辛い戦いになりました....。まさか3月の末までかかるなんて思ってませんでした。

最後は徹夜とかもろもろでバタバタしましたが、とにかく4月に入る前に終わらせられたので本当に良かったです!!

 

卒論を書き始めた頃や書いている途中は「学部生が論文を書く意味なんて無い、時間の無駄だ」と思いながら、嫌々書いていました。

しかし、書き終えてから振り返ってみると、色々な示唆が得られる体験だったかなと思います。

 

そこで今日は、卒論を書いて私が思ったことと、そこから考える自分のブログのスタンスについて書こうと思います。

 

 

◎卒論を書いて思ったこと

卒論を書いて分かったことがあります。

それは「論文とは、自分の仮説や主張を他人に説得するために書くものだ」ということです。

 

論文には言いたい仮説や主張があって、実験や調査の結果を用いて、その仮説や主張が論理的に正しいと言えることを示していきます。

その時、ただ闇雲にデータを羅列すれば良いというわけではありません。

なぜそのデータを用いるのか、なぜそのデータを示すことで仮説や主張の裏付けをすることが出来るのかを明らかにしていく必要があります。

 

その作業をする上で大切なことは、「説得をする相手が存在するということを意識すること」だと思いました。

データを集めたり、実験を行なっている筆者自身は、自分の中である程度ストーリーが出来ていたり、暗黙の了解のような形で前提知識のようなものを持っていたりします。

そのような状態で他者を意識せずに論文を書くと論理に穴抜けができてしまい、論文に必要な「説得力」が欠けてしまうような気がします。

 

多分この「相手を説得する書き方」というものが必要になるのは、別に論文に限った話ではなくて、例えば会社で働き始めてから企画書を書いたりする時も必要になるのだと思います。

そう考えると、学部生が卒論を書くことには「他人を説得できる文章を書く練習」という意味も込められていたのかもしれませんね。

 

 

じゃあ私自身はどうだったのかと振り返ってみると、読み手を意識して卒論を書くということが全くできていませんでした。

そもそも「面白い仮説」を考えるので精一杯で、論文を「説得的に書く」というところまで手が回っていなかったと思います。

そのため、卒論発表会の質疑の場では指導教官と院生の方からほどほどにボコられてしまいました笑

 

今回の卒業論文はこれで終わりましたが、実は今年のうち(年末まで)に修士論文も書く必要があります。

論文を書いてばかりで大変なのですが、次は今回の反省を生かして、より良い作品が出来れば良いと思います。

 

 

◎ブログを書くスタンスについて

読み手を意識して卒業論文を書くことが出来なかったといいましたが、振り返ってみるとブログの執筆でも同じ問題を抱えていると思います。

 

私がブログを書くモチベーションとしては、①自分の好きなものを紹介したい場合と、②自分の身の回りの出来事とそこで思ったこと・考えたことを整理して発信したい場合に分類できます。

例えば、今回の記事の場合は②のパターンですね。自分の身の回りで「卒論の完成」という出来事があって、そこから考えた「ブログの課題」について整理しています。

 

インターネット上のブログは自分のノートに日記を書いているわけではないので、その特性上どんなに言い訳をしても読み手の存在がつきまといます。

他人に読まれることが前提であり、かつ内容についても相手に分かってもらう必要があると思います。

さらに、私のブログを書くモチベーション的にはどちらも「相手に情報を伝える」ということが伴うのでなおさらです。

そのため、ブログを書く上でも他者(読み手)のことを意識して書くということが重要になり、それは論文を書くときと同じことなんじゃないかなって思います。

 

 

じゃあ、私はブログを書くにあたって読み手を意識できているのかというと、多分できていません。

自分の好きなものを紹介している時は、自分の思いが先走っちゃっているような気がしますし、自分の思いや考えを書いている時も、自分だけ納得できているけど読み手は納得できていない場合が多々あるんじゃないかなって思います。

 

ちなみに、ここでいう「読み手を意識して」書くというのは文章の構成や文章そのものについてであって、テーマとか題材などは関係ありません。

書く内容自体については書き手の自由に決めて良いと思います。

私みたいに好きなものの紹介記事とか自分の経験について書くのも良いですし、たくさんの人が興味を持っていてビュー数が伸びそうなものを紹介したり、時事的な出来事について熱く議論しても良いと思います。

ですが、その内容を文章という形で発信する上では、読み手を意識して説得的に、分かりやすく書く必要があるのかなって思いました。

 

 

今年の4月で私がこのブログを始めて1年になります。

1年間ブログを続けてみて、ブログを書くことで今までには無かった経験がいくつか出来たことは良かったと思います。

その一方で、この1年間で自分の課題(読み手を意識して文章が書けていないなど)もいくつか見つかりました。

なので、これからはそういう課題も意識しつつ、またマイペースに更新していきたいと思います。

 

それでは、また!