ぱのこめの生活

20代のゲイ。主に、日々の生活や趣味などについて書きます。

C94 コミケに行ってきた

どうも、ぱのこめです。

先週の金曜日から日曜日の三日間は『コミックマーケット(通称、コミケ)』がありました。Twitterなどで写真を見た人も多いのではないでしょうか。

また、土曜日にはコミケ以外にも『ブースト』と呼ばれるデブ専同人誌即売会もありました。

 

私は今週末にそれらの同人誌即売会で、知り合いの方のお手伝いで同人誌を販売するお手伝いをしてきました。今日はそのことについて書こうと思います。

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(朝8時の東京ビッグサイト前)

 

◎今回の同人誌即売会

私は土日の二日間に渡って、「三輪ビルヂング」というサークルのお手伝いをしていました。このサークルは20名くらいの作家さんが描いたオリジナル漫画を一冊の本にまとめて、それを頒布している団体です。

三輪ビルヂング (@mitsuwabldg) | Twitter

そのサークルの主催の方と知り合いで、コミケの時はいつも販売のお手伝いをしています。そして、今回はブーストという新しい同人誌即売会にも出展するということだったので、その両方をお手伝いしてきました。

 

この土日はめちゃくちゃ暑くて、しかも同人誌即売会は人口密度がすごく高くなって建物の中に熱気がこもるので、環境的には最悪な状態での販売でした。

ですが、即売会は毎回新しい人との出会いがあったり、今まで知らなかったかわいい漫画に出会えたりするので好きです。

特に今回はデブ専同人誌即売会という神イベントだったので、かわいい本がめちゃくちゃ多かったです。そのせいか、財布の紐が緩みっぱなしで大量に同人誌を買いました。

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(今回買った本、全部で40冊)

 

私は、漫画のキャラとしてはメガネかけたデブの子が好きなので、そういう子が出ている同人誌をたくさん買いました。(現実でもまあまあ好き)

あと、いわゆる「ケモノ」本もそこそこ買いました。これは今回出展したコミケ3日目がケモノジャンルの本を売っている日で、たまたま買いに行けたってのも大きいです。

コミケはジャンルごとに日にちが決まっているため、ゲイ向け本だとしてもジャンルによっては別の日になっちゃいます。人のゲイ本は2日目だけど、ケモノのゲイ本は3日目になるのが基本です。(ガチ勢は両方行く)

 

買い方は、目当てを決めていない状態で会場を見て回って、表紙で気に入ったものをその場で買うか、中身をぱらっと見せてもらって買うって感じです。昔は新刊チェックとかを事前にしていたのですが、最近はあまりしなくなっちゃいました。

本の内容は甘々セックスするエロ本と、ストーリーを練ってる本(だいたいはノンケに片思い系 or セクシュアリティ葛藤もの)、エッセイ本を主に好んで買います。あと、今回は買いませんでしたが、漫画だけじゃなくて小説本も買ったりします。

最近ではネットでもデータ販売している本が多いので読むだけならわざわざ会場に行って買う必要はないのですが、私は本を紙媒体で読むのが好きなのでついつい買っちゃいます。あとはコレクション的な意味合いも強いですし。

興味あるけど行ったことないって方は、ぜひ一度参戦してみてください!同人誌好きな人が増えてくれると私は非常に嬉しいです笑

 

◎飲み会で思ったこと

頒布のお手伝いをした後は、いつも打ち上げの飲み会に呼んでもらっています。そこでは有名な同人作家の方達から話を聞けるので結構好きです。

今回も飲み会を開いてもらって、そこで新しい作家さんと出会い、色々な話を聞くことが出来ました。とても楽しかったのですが、その過程でいくつか思ったことがありました。

 

まず第一に、オタクの人たちの作品に対する愛はマジでエゲツないと思いました。

飲み会では主に『セーラームーン』『魔法少女まどかマギカ』『エヴァンゲリオン』(全部有名なアニメ)の話をしていたのですが、知識量というか、その作品に対する愛によって生まれてくる会話の熱量が凄すぎて、ただただ圧倒されるばかりでした。

その場面に接したとき、「自分にはこんなに愛している作品とか語れるものってほとんど無いな」と思って、自分もそういうものに出会いたいと思いました。

 

第二に、自分がコミュニティ内で楽しむためには、ある程度はそのコミュニティに染まるのが大切だと改めて思いました。

上記のアニメの話は、聞いている分にはめちゃくちゃ楽しかったのですが、正直自分はあんまりついていけない話でした。他の人たちは共通の話題として盛り上がっていることに少し疎外感を感じつつも、どこのコミュニティにもこういう共通項みたいな話があるのだなと思いました。

これと同じ感覚を私はゲイコミュニティ内でも感じたことがあって、それが女性アーティストに関する会話です。典型的なゲイの人たちって女性アイドルだったりディーバ的な女性アーティストが好きだと思うんですけど(偏見)、自分は全く好きじゃないのでその手の話に全くついていけません。

昔ゲイの人たち6人くらいでカラオケに行った時に知らない曲をキャーキャー盛り上がって歌っていた時と同じような感覚をその飲み会でも感じました。コミュニケーションの潤滑剤としてテンプレ的な話題を会得しておくのは、自分の生きやすさを高めるためにも大切なのだと再認識しました。

 

第三に、飲み会で出会った人たちが持っているそれぞれの「大切なもの」に触れた結果、自分の価値観を揺るがされました。

その飲み会で一番年の近かった人は26歳の方で結構仲良く話したのですが、彼の話を聞いていると、彼は自分の絵につくTwitterのふぁぼ数と、自分のガタイの良さをすごく大切にしているということが分かりました。

自分の得意な分野に特化して他者から評価してもらいたいって気持ちはすごく良くわかるし、生きる上での戦略としては正しい選択だとは思うのですが、それを聞いた時に、こんなにも自分との価値観が違うのだと思って軽いショックを受けました。

 

その一方で、ある意味では、彼の持っている価値観は自分が選択しなかった別の可能性であり、自分の中にあるものではその価値観を肯定も否定も出来ないと思いました。そうしたら、自分が持ってる価値観とか、自分が大切にしているものって本当に大切なの?と思うようになり、頭の中がぐるぐるして現在に至ります。

なんか、自分とは全然違う考えの人がめちゃくちゃ堂々と生きてたら、自分の考えに自信無くなっちゃいませんか?今の自分はそんな感じです笑

もうすぐ就活が近くて色々将来のことを考えている身としては、彼のような価値観で生きていくという選択もあるということを知り、どうすればいいのかなぁ...って思いました。まあ簡単に言うと、大学では絶対出会えないようなロールモデル(?)に出会って、カルチャーショックを受けたって話ですね。

 

 

以上、楽しい反面、色々思うところのある飲み会でした。

この週末を振り返ると、全体的にはめちゃくちゃ疲れたけど、その分楽しい2日間になったんじゃないかと思います。あとはえっちな本もいっぱい手に入ったので良かったです。

夏休みもそろそろ折り返しになっちゃうので、そろそろ気合い入れていこうかなって思います!何を頑張るかはまだ未定ですが笑

 

それでは、また。