ぱのこめの生活

20代のゲイ。主に、日々の生活や趣味などについて書きます。

就職活動が2ヶ月終わった感想

どうも、ぱのこめです。

4月に入ってから授業や就職活動が忙しくて、ブログを更新する余力がなかったため、久しぶりの更新になってしまいました。

今はゴールデンウィークに入って(授業はありますが)少し余裕ができたので、今日は私のこれまでの就職活動について書こうと思います。

 

 

3月に経団連加盟企業の採用活動が解禁となり、私の就職活動も同じタイミングで本格的にスタートとなりました。

ここまで2ヶ月ほど就職活動をしていましたが、卒論とか授業とか、色々やらないといけないことがあって、ブログでは就活についてほとんど書いていませんでした。

なので、今日は3月から4月の間の自分の就職活動を振り返ろうと思います。

 

 

◎志望の軸

簡単に、以下のような企業を受けています。

 

・前提

私の親がファミリー企業を経営していて、将来的にそれを継がないといけなかったり、継ぐことを意識した会社選びをしているということはありません。

めちゃくちゃ行きたい会社はありません。また、特定の業界に憧れを持っている(テレビ、商社、証券とか?)ってこともありません。

文系の4年制大学を卒業していて、就職時点では修士卒になる予定です。また、大学の専攻は経営学で、私自身も会社の経営に興味・関心があります。

 

 

・業界

主に最終製品(部品とか素材ではない)を作っているメーカーを見てます。

理由は、利益の稼ぎ方が自分の価値観に合っているから、製品の消費者・使用者に近い位置で働く方がモチベーション高く仕事が出来そうだから、などです。

 

具体的には、日用品や電機などの業界を見ています。

上記の業界から逸脱している企業(ITサービスとか)もボチボチ受けていますが、それについては以下の要素が満たされていて選んでいる場合が多いです。

 

 

・企業の風土

企業全体として「挑戦の気概」と「穏やかさ」を高い水準で両立出来ているところがいいなと思っています。

あと私は知性重視派なので、やる気と体力でゴリゴリ押していくマッチョな組織とかはあまり好みではありません。

 

さらに、企業理念としてダイバーシティ推進を掲げていたり、セクシュアルマイノリティに関する研修をしっかり行っている企業とかの方が良いなあとは思います。

でも、それは企業の外から(特に就活生から)見て完全に分かるものではないので、ほどほどにチェックしてるって感じです。

 

 

・職能

一応希望しているのは企画系です。商品企画、営業企画、経営企画などなど...

「新卒採用で企画志望とかナメてんのか!」って意見はめちゃくちゃ分かります。

実際、仕事の経験も無くて会社のことも業務のこともよく分かってない人が出来るような仕事じゃないってのも重々承知しています。

なので、よく面接で行う応答としては「長期的(といっても5年〜7年後くらい)には企画の仕事に携わりたいです、そのために入社してすぐは会社と業務について勉強します」的なことを言っています。

 

でも最近では、新卒で企画職を採用している(入社時点の職能が確定しているコース採用がある)企業も増えてきています。

そういう採用が出来るのって企業体力に余裕があったり、能力ない新卒を雇う≒教育するつもりがあるってシグナルでもあると思うので、そういうコース採用を行なっている企業は積極的に応募しています。

 

 

・会社の規模

規模に対してすごいこだわりがあるわけではありません。

しかし、「給料は多い方がいいなー」とか、「でもそんなにバリバリ働くのは嫌だなー」とかを考えていると、自然と大企業ばかり受けることになっていました。笑

 

中小企業の場合だと、検討する企業数も多くなるし、一般に獲得できる情報も少ないことから、情報探索のコストが高くなるのはすごくネックだなーって思います。

実際に私が受けている会社はの規模としては、売上高が2000億円〜うん兆円の会社かなって感じです。

 

 

・勤務地

就職活動の初期は勤務地に関してあまりこだわりはありませんでした。

正直、現代の日系大企業に文系総合職で入ると、半数くらいの人が一度は海外に行くことになると思うので、それを考えると日本国内のどこで働いてもいいかなって思っていました。

 

今もまあ、あんまり勤務地について強いこだわりがあるわけではありません。

でも、同じ志望度の会社が東京と別地域にあったら、多分東京の会社に行くかなって気がします笑

なので、勤務地は私にとって企業選びの重要なファクターではないけど、企業を比較するときには考慮する要素って感じです。

 

 

◎3月の振り返り

3月1日に経団連加盟企業の就職活動が解禁となり、それと同時に私の就職活動も始まりました。

それまでほとんど就職活動を行なっていなかったので、この時から企業を調べたり、業界を調べたりし始めた感じです。

3月の前半は主に企業の説明を聞いて、エントリーする企業のピックアップを行なっていました。

そして、3月の後半はエントリーシートの提出とwebテストの受験を行なっていました。

 

個人的には3月の後半がめちゃくちゃ大変でした...。

前の記事に書いた通り、私は3月の終わり頃まで卒業論文の執筆を行なっていたので、就職活動と並行してやらないといけませんでした。

エントリーシートwebテストのスケジュールを確認しながら、無理やり時間を作って卒業論文を書いていたので、全然春休みって感じではありませんでした笑

 

 

◎4月の振り返り

エントリーシートの提出はほとんどの会社が3月末で終わったのですが、中には4月締め切りの会社もいくつかありました。

なので、4月の前半もエントリーシートを書いたりwebテストを受けたりしていました。

 

しかし、4月に入ってからいくつかの会社で面接や面談が始まり、そちらの活動がメインになっていきました。

面接は思っていたよりも緊張しないで取り組めたので良かったかなと思います。

というか、圧迫面接みたいなものをまだ受けたことがなくて、しっかり私の話を聞いてくれるタイプの面接が多かったので、運が良かったのもあるかなって思います。

 

面接は今まで4社やって、落ちたのが2社、内定が出たのが2社って感じです。

4月中に志望度が高めな会社から内定がもらえたのは精神的にも時間的にも良かったなと思います。

他が全部落ちたら行ってもいいかなって思える程度には志望度の高い会社から内定がもらえたので、それよりも低い志望度の会社は選考辞退しました。

 

なので、5月以降はまだ残っている3社だけに絞って活動することになりそうです。

3社とも志望度が高めな企業なので、しっかり時間をかけて調べて、悔いのない選択をしたいと思います。

 

 

◎現在の悩み

複数の企業から内定をもらった場合に、最後に入社する会社をどうやって選ぶのかについて悩んでいます。

人によっては贅沢な悩みのように思うかもしれませんが、どちらかというと、なあなあに就活をやってきた、いわゆる「自己分析」とかをちゃんと出来ていないツケのようなものの気がします。

 

人生における仕事の位置付けとか、将来の労働市場の状態とか、そもそも自分のやりたいこととか、そういう自分の価値観みたいなものを私はまだハッキリと認識することが出来ていません。

その結果、企業選びにも迷いが生じてしまっているような気がします。

なので、内定が出揃いそうな6月の頭までの残り1ヶ月である程度の答えが出れば良いなあと思っています。

 

 

◎就職活動の感想

まず、就職活動を始める前の私にとっての就活学生像は朝井リョウの『何者』の登場人物たちでした。

もちろん小説の登場人物なので、彼らは人間性が過剰に溢れすぎだとは思いますが、でも心の中でモヤモヤしたり葛藤みたいなものを抱えながら就活期を送るのかなと思っていました。

しかし蓋を開けてみると、私の場合は学業との両立が忙しすぎて、あんまり真剣に悩んだりする時間がなく、どちらかというと機械的に、作業的にスケジュールをこなしていく感じの就活になりました。

だから上記のような悩みが生じるのかもしれませんが...どちらが良かったかは分かりません。

 

あと、「就活は演技力、テクニックでなんとかなる」という言説がありますが、個人的には半信半疑って感じです。

やっぱり内実が伴ってなさそうな薄っぺらい発言だったり、就活テンプレ的な発言(バイトやインターンで売上あげました系)は、集団面接などで他人が言っているのを私が聞いていてもなんとなく不快に感じるので、採用担当者はもっと強く感じているのではないでしょうか。

私自身はほとんど嘘なく、事実ベースで話が出来ているので(セクマイ系の活動も含めて)、そういう意味では、面接自体はそこそこ知的な大人と色々なお話しができて楽しいなって思います。

 

 

ここまで就活に対するポジティブな感想ばかり言ってきましたが、実際のところ、私自身はやっぱり就職活動という行為そのものがあんまり好きではないなと思いました。

そのように思う大きな理由は、就職活動を通じて自分の人生の可能性が収束している感じを強く受けるからです。

 

私は小さい頃から勉強に精を出すタイプの人間でした。

なぜなら、私自身が新しい知識を得ることが好きだったというのに加えて、両親から言われていた「勉強すると将来の選択肢が増える(良い生活が出来る)」を信じていたからです。

つまり私はここまで23年間生きてきて、自分の可能性を広げる活動をし続けてきたということになります。

 

それに対して、就職活動というのは自分の未来を確定させる作業なので、どちらかというと選択肢を削っていく作業になります。

そして、そのように自分が持っていたもの(可能性)を消していくという作業が、私はとても苦痛だなと感じます。

大学の学部選びが可能性を最も狭める選択だったと言われれば確かにそうなんですけど、でもその時はまだ無自覚的だったのでこの苦しさはありませんでした。

しかし、今回はより明確に将来(今後の労働者としての人生)を意識して選択することになるので、なんだか憂鬱です。

まあでも、愚痴ばかり言っていてもしょうがないので、なるべく多くの情報を探索して、自分にとって最善の選択を出来るように頑張りたいと思います。

 

 

 

以上、長々と自分の就職活動について書きました。

幸運なことに、ここまでの就職活動は順調に進んでいるので、最後までこの調子でいけることを願っています。

あと1ヶ月で将来を確定させなきゃいけないのは少し荷が重いですが、「まあどうせ転職とかするだろうし〜」って感じで、ぼちぼち気楽に考えながら選択しようかなって思います。

 

まあ後は、ここに書いたことが「四月病」ならぬ「就活病」でないことを祈っています笑

多分、私の場合はそこまで意識高い感じではない(というか、以前からブレてはいない)と思いますが、この手の病に対して人は往々にして無自覚的なので、自分も罹っている可能性を忘れずに就活していきます。

 

それでは、また!