ぱのこめの生活

20代のゲイ。主に、日々の生活や趣味などについて書きます。

最近発売した、同性愛漫画『僕らの色彩』

どうも、ぱのこめです。

 

先週の土曜日から高熱が出てしまって、病院に行ったところインフルエンザと診断されたので、連休3日間はずっと寝たきりでした。

火曜日に熱は下がったのですが、身体のだるさや頭・喉の痛さがまだ治らなくて、5日ほど経った今でもまだ本調子に戻れていません...。

 

先週でテスト期間が終わって、今週から春休みに入っていたのだけが本当に救いです。

授業期間中にこんなことになっていたら、本当に絶望でした。

 

色々ブログに書きたいこともあるのですが、とりあえず一個ずつゆっくり書いていこうと思います。

今回は、先週発売された『僕らの色彩』という漫画について書こうと思います。

 

f:id:PaNoCoMet:20190117151014j:image

 

 

◎『僕らの色彩』とは

 『僕らの色彩』とは、昨年ドラマ化もされて話題になった『弟の夫』の作者である田亀源五郎先生が現在連載中の最新作のことです。

ゲイの高校生が自分のセクシュアリティや周囲との関係について悩む様子が描かれています。

 

あらすじはこんな感じ。

高校生の井戸田宙(いとだそら)はクラスメイトの吉岡健太(よしおかけんた)に片思いする、ゲイの高校生。

幼馴染の仲村奈桜(なかむらなお)にも秘密にしていたが、「ホモなんて気持ち悪い」と友人たちとふざけあう吉岡の姿にショックを受け、学校を飛び出してしまう。

海辺で佇んでいると、年配の男性から突然「好きだった」と告げられ・・・。

 

”当たり前”が誰かを傷付ける ー 心ヒリつく青春ドラマ。

 

まあ、よくあるセクシュアルマイノリティ作品のあらすじって感じですかね。

まだ1巻しか出ていないので、今回の内容も人物紹介と主人公の置かれている環境が紹介されているくらいです。

ですが、1巻の最後に次のイベントが起こりそうな気配が見えたので、2巻以降は少し大変なことになるんじゃないかなぁ・・・と思っています。

 

今からどんな展開、結末になるのかがすごく気になります。

テンプレ的な展開でいうと、周囲の人にゲイであることがばれる → 今までにカミングアウトしていた人たちに支えられてアウティングを乗り越える → ハッピーエンドって感じでしょうか。

でも、これだと少しありきたりな気もするので、なんか変えてくるかなって気もします。でも、おそらくビターエンド~ハッピーエンドになるのは揺るがないでしょう。そうじゃないと、一般紙でゲイものを掲載する意味があんまりないですからね。

 

もし興味のある人がいたら、月刊アクションの公式サイトで1話の試し読みが出来るので読んでみて下さい。

 

webaction.jp

 

 

◎読んだ感想

今回読んでみて、自分の成長(もしくは老化?)を強く感じました。

今まで、主人公が学生の作品がすごく好きで、その中でも同性愛者であることに悩んでいるものは強く共感しながら読んでいました。

実際、このブログでも『BAD KIDS』や『そらいろフラッター』、『青のフラッグ』などの作品を紹介してきました。

これらの作品はどれも①主人公が高校生で、②同性愛者であること(または、同性の同級生が好きであること)に悩みを抱えているという共通点があります。

どれも大好きで、何回も読み返した作品です。

 

panocomet.hatenablog.com

 

panocomet.hatenablog.com

 

panocomet.hatenablog.com

 

 

でも、今回の『僕らの色彩』を読んでみた時は、主人公の悩みに共感することが少なかったです。

もちろん自分も通ってきた道なので、主人公の苦しみが存在することは分かりますが・・・。

なんだか今回読んでみて、そういう経験や苦しみが、もう過去のモノになってしまっているなあと強く感じました。それと同時に、あの苦しかった時期からもう長い年月が経ったのだなあと実感しました。

 

大学に入ってからはノンケのことを好きになることもなく、なんとなく順調に恋人も出来て、一緒に遊んでくれるゲイの友達も出来て、自分のセクシュアリティに対する理解とか自分のスタンスも固まってきて・・・。

最近自分のセクシュアリティにまつわる悩みが少ないなってことに気づきました。

 

もちろん、就活であったり勉強であったり、他に大変なことがあってそれらを考えている暇がないというのも一つの理由ではあると思うのですが・・・。

でも、主人公のような悩みは自分が長く感じていないものだなぁと、共感というよりは変に客観的な視点からこの漫画を読んでしまいました。

 

精神的に落ち着いたって意味では良いことなのかもしれませんが、今まで持っていた感情を忘れていくのはとても怖いことだなって思います。

特に、負の感情は自分を行動に駆り立ててくれる強い原動力になり得るので、そのようなものを無くさないでいつまでも持ち続けたいと私は思います。

そんなこと可能なのか分からないですが、まあ少なくとも、この漫画を読めば過去の苦しみとか当時の感情とかが思い出せるということが分かったので、忘れたころに読み返したいなって思います。

 

 

以上、漫画の話はあんまりしませんでしたが、これから面白くなっていく作品だと思うので、興味のある方は是非買って読んでみてください!

『弟の夫』のレビューもしたいなって思っていたのですが時期を逃してしまい、今回も思い立った時に書かないと忘れると思ったので記事にしました。笑

気が向いたら、まだ記事に書いたことのない他のゲイ関連漫画の感想も記事にしたいと思います。

 

それでは、また。